人間は、どんどん欲深くなっていくものです。自分自身が欲深くなっていることを実感しています。
家庭科とのコラボレーション。
社会科とのコラボレーション。
英語科とのコラボレーション。
音楽科とのコラボレーション。
さまざまな教科とのコラボレーションをおこなっています。
情報科な日々の時間数が制限されているから、コラボレーションで広がりをもつようになりました。そのことで、教科の枠組み自体に課題を感じるようになっています。
ある方からの指摘。コラボレーションと言うのは、他の教科の時間で情報科の授業をやることなんだね、という指摘。
まさにこの言葉通り。ご指摘いただいた通りです。
子どもたちのコンピュータを使った時の意欲を、さまざまな教科の中で活かしていきたいと思っていることも事実です。コンピュータ室では、子どもたちがやらされている、ではなく、進んで学ぶ姿しかありません。
コンピュータを媒介にすることで、子ども自身の学ぼうとする力は、自ずから伸びているのです。コンピュータ、情報機器を活用することで、子どもたちの学ぶ意欲が伸びるなら活用しない手はありません。
情報科な日々としてやりたいことがあるからというよりも、子どもたちの自発的な学びを引き出すことができる方法としてコラボレーションを展開してきました。さまざまな教科とのコラボレーション。コラボレーションの名の下に、情報科な日々は内容として拡大してきました。
他教科との連携という形で、コンピュータ室を使用する時間数は増大し続けています。しかし、情報科な日々としての正式な時間は、2001年に情報科が始まって以来、何も変わっていません。1学年1学期間で10時間程度の時間数。
1学期が2年生と6年生。2学期に3年生と5年生。3学期に1年生と4年生。このローテーションで、毎週1校時分の時間が割り当てられています。学年としてつながるのは、1年生の3学期と2年生の1学期だけです。その他の学年は、情報科な日々としては、連続性を欠き断続的な展開となっています。
コラボレーションを進めることで断続的な展開を、可能な限り継続的に転換しています。つまり、他教科の時間枠を使うことで、途切れ途切れになっている情報科な日々の学びをつないでいるのです。
コラボレーションとして、継続的な情報科な日々の展開が実現しているだけで満足しなければならないのでしょう。しかし、人間というのは欲深いもの。情報科な日々として、継続的な展開を求めている自分がいます。
1年間を通じて情報科な日々が展開できれば、いろいろなことを深められると考えています。6年生の関西方面フィールドワークも、発表会後に情報科な日々の時間があれば、さらにブラッシュアップした作品に仕上げることが可能です。
一端、完成した作品をそこで停めてしまうのではなく、さらに良い作品にするために工夫するための時間です。2学期の12月や3学期に時間さえあれば、さらに完成度の高い作品を作り出すことができると考えています。
5年生も同じ。グローバルエクスカーションのまとめも、発表会の作品を通過点として、発表後に子どもたちに差し戻し、作り直すことでさらに高いレベルのまとめが実現すると考えています。
高学年の5年生と6年生は、ある意味、完成の学年。それ以前、1年生からの情報科な日々の活動が、継続的かつ系統的であったならば、高学年の活動はさらにレベルアップできると考えます。学校になれることが最も大切な1年生は別として、2年生以降、4年生まで通年での授業が展開できれば、6年生の完成方面フィールドワークのまとめや、5年生のグローバルエクスカーションのまとめは、さらに充実したものになると思えてならないのです。
実に贅沢な悩み!
5・6年生の時間割は、月曜日から金曜日まで、6校時分のすべてが埋まっています。4年生も同じ。2・3年生に少しの余裕はありますが、体力的なことを考えると時間割は一杯と考えるべきかもしれません。
2001年から始まった情報科な日々に、入り込む隙はないのです。ないからこそコラボレーションという発想が生まれてきたのです。さまざま面で情報科な日々の役割が見えてくると、もっと時間があればという思いが強くなります。情報科な日々の内容が固まってくればくるほど、もっと時間が欲しいという思いは強くなるばかりです。
世間一般の発想からいうと、学力低下問題が大きな話題になっています。その時に重視されるのは、国語・社会・算数・理科の主要4教科ということになるでしょう。学校の成績という面では、これらの4教科が主要教科となるのです。
それに対して情報科な日々の活動は、通知表での評定もありません。総合的な学習としての観点別評価があるだけです。これまでの学力から見れば、学力と情報科な日々の内容は、合致しないでしょう。しかし、情報科な日々が情報という文言でコラボレーションが可能になることを考えれば、教科の枠組みを超えた活動として、新しい学力観に不可欠な教科になると考えています。
そういう意味からも、時間が欲しいという気持ちが強くなります。これまでとは「違った学力」を身につけるために、情報科な日々は必須になると考えています。
一杯につまった時間割の中で、情報科な日々の時間を確保することは困難でしょうが・・・。