2010年10月28日、6年生の情報科な日々が行われました。
6年生の情報科な日々は、本来は1学期の4月から7月だけですが、関西方面フィールドワークのまとめの時間のため、交換して2学期に4回行っています。
情報科な日々の時間枠なので、コラボレーションとは違って、持ちコマの先生に気遣いは無用。
自分のペースで進めることができます。
時間割変更によって、他の先生に大きなご迷惑をおかけした点では気遣いで胃がきりきりと痛みます。
先生方へのご迷惑を、内容でお返しするしかありません。
関西方面フィールドワークは、6年生最大のイベントといっても良いと思います。
その体験をムービーで編集します。
編集した作品は、グループごとにつなげて、発表会で大公開となる予定です。
発表会は11月20日(土)、保護者の方々の参観のもと、子どもたちの作品が公にされます。
見られることを意識した作品作りも大切な要素です。
参観者の大半は、大人。
大人が見て「面白い」と思える作品を作るという意識を持つことも重要です。
子どもたちの間では、大人には決して理解できない「笑い」が存在します。
そういう笑いは、知的な匂いをまったく感じることのできない、稚拙なものであるものが大半です。
そのような笑いを、大人に示しても失笑されるに過ぎません。
大人と共有できる「面白さ」を、知的関心に基づいて追求して欲しいと考えています。
情報科な日々の始まりは、「復元」から。
前回、きちんと「避難」させていれば、説明も簡単に進みます。
センター画面で提示しながら、きちんと説明しているにも関わらず、なぜか全員のフォルダが同じではありません。
こちらから見ると、いい加減な作業をした、ということになってしまいます。
言われたことを、言われた通りにやる。
このことが重要です。
分からなくなったら、そこで待っている。
自分で間違ったことを進めてしまうと、どんどん深みにはまっていきます。
子どもたちが、自分の判断で進めてしまえば、こちらでその作業のすべてを確認することなどできません。
開いてみたらフォルダの中身が違っていた、ということになってしまうのです。
そうなると、一斉授業の説明が理解できません。
理解できないと「復元」することができません。
「復元」できなければ、前回の作業の続きを進めることができないのです。
毎回、あらたな作業を始めたのでは、意味がありません。
1回で完結するように、ムービーの編集をおこなうことは不可能です。
そうなると、中途半端な作品が、毎回、作られては消えていくことになるのです。
iMovieでは、ムービーの編集はプロジェクトで行われます。
プロジェクトは、「ムービー」フォルダのなかの「iMovie Projects」フォルダに自動保存されます。
読み込んだムービーは、イベントして処理され、同じく「ムービー」フォルダのなかの「iMovie Events」フォルダに保存されます。
この二つを、サーバ上の「いつものフォルダ」=「出席番号のフォルダ」に「避難」させなければならないのです。
マウスの操作が正確であれば、ネットワーク負荷も40名のデータなのでたいした分量にはなりません。
しかし、ひとりでも勘違いした操作をすると、ネットワークに予想外の負荷をかけてしまいます。
なかなか、ファイルのコピーができなくなってしまうのです。
全員が正確に、というのは困難なので、時間がかかるのは、我慢するしかありません。
時間がかかるので、iMovie ProjectsとiMovie Eventsという2つのフォルダを、一度にファイルサーバ上コピーしたいと考えています。
別個にコピーすると、それぞれのコピーを待つ時間が必要になってしまうためです。
1つのコピーが終わったら、もう1つのコピーというように、手間が倍になってしまうのです。
コピーに時間がかかるので、手間を減らして、労力を極力軽減するようにしています。
そのため、iMovie ProjectsとiMovie Eventsが収められているフォルダ、「ムービーフォルダ」を直接、ファイルサーバ上にコピーすることを指示しています。
子どもたちには、この理屈が理解できません。
だから、iMovie ProjectsとiMovie Eventsのフォルダを、ひとつずつコピーする子どもがあらわれます。
ディレクトリ構造が理解できない子どもたち。
なぜか、1つの「ムービーフォルダ」をコピーすればよいのに、2つのiMovie ProjectsとiMovie Eventsのフォルダをコピーする子どもが出てくるのです。
なぜ、1回の作業で済むための説明をしているのに、それを聞かずに2回の作業をするかが、理解できません。
たぶん、ムービーフォルダをクリックして、そこに入っている2つのフォルダをコピーすれば良いんだ、と勝手な判断をしてしまうのでしょう。
フォルダの表示の方法が、センター画面と異なっていると、説明が上手に伝わらないようです。
センター画面は、原則「カラム表示」で進めるから、子どもたちにも「カラム表示」にするように指示を出しましたが、その理由が分かってもらえず、自分の好きな表示を使っている子どもが多くいます。
センター画面と違った表示ですから、説明の言葉を頭で考えて、自分のモニターに表示されている形式に合わせて言葉を変換する必要が出てきます。
どちらが良いかの選択は、子どもたち次第です。
同じ表示の方が、僕には分かりやすいと思うのですが、それに従いたくない子どもがいるようです。
6年生ですからね。
そのくらいのことは、自分で判断してもらうことにしています。
間違えたら自分の責任。
それで良いと思います。
作業を消し去ってしまっても、それが自分のミスならば諦めもつくことでしょう。
主な説明はここまで。
iMovieの使い方は、熟知している、という前提で細々した話はしません。
その自分の時間を、子どもたちの作業として割り振っています。
あとは、撮影したデータのグループごとの配布。
iMovieの「ムービーの読み込み」が、ファイルサーバ上のドライブでは、上手くいかないことが多いことに気付きました。
そのため、Apple Remote Desktopの配布機能を使って、グループごとに撮影したデータを配布して、ディスクトップ上に配置することにしました。
CD-R1枚分程度の容量なら、4台のiMacの配布なら、1分かかるかかからないか。
「ムービーが読み込めない」ことを回避するための時間ならば仕方ないことだと考えています。
作業は、どんどん進んでいきます。
音楽科とのコラボレーションで音楽の作成も行っています。
撮影から編集、さらにはミュージックまで、すべてが自作のムービーは完成間近まで迫っています。

