06_6年生の授業の最近のブログ記事

2010_10_28授業メモ

2010年10月28日、6年生の情報科な日々が行われました。

6年生の情報科な日々は、本来は1学期の4月から7月だけですが、関西方面フィールドワークのまとめの時間のため、交換して2学期に4回行っています。
情報科な日々の時間枠なので、コラボレーションとは違って、持ちコマの先生に気遣いは無用。
自分のペースで進めることができます。
時間割変更によって、他の先生に大きなご迷惑をおかけした点では気遣いで胃がきりきりと痛みます。

先生方へのご迷惑を、内容でお返しするしかありません。

関西方面フィールドワークは、6年生最大のイベントといっても良いと思います。
その体験をムービーで編集します。
編集した作品は、グループごとにつなげて、発表会で大公開となる予定です。

発表会は11月20日(土)、保護者の方々の参観のもと、子どもたちの作品が公にされます。
見られることを意識した作品作りも大切な要素です。
参観者の大半は、大人。
大人が見て「面白い」と思える作品を作るという意識を持つことも重要です。

子どもたちの間では、大人には決して理解できない「笑い」が存在します。
そういう笑いは、知的な匂いをまったく感じることのできない、稚拙なものであるものが大半です。
そのような笑いを、大人に示しても失笑されるに過ぎません。
大人と共有できる「面白さ」を、知的関心に基づいて追求して欲しいと考えています。

情報科な日々の始まりは、「復元」から。
前回、きちんと「避難」させていれば、説明も簡単に進みます。
センター画面で提示しながら、きちんと説明しているにも関わらず、なぜか全員のフォルダが同じではありません。
こちらから見ると、いい加減な作業をした、ということになってしまいます。

言われたことを、言われた通りにやる。

このことが重要です。
分からなくなったら、そこで待っている。
自分で間違ったことを進めてしまうと、どんどん深みにはまっていきます。

子どもたちが、自分の判断で進めてしまえば、こちらでその作業のすべてを確認することなどできません。
開いてみたらフォルダの中身が違っていた、ということになってしまうのです。

そうなると、一斉授業の説明が理解できません。
理解できないと「復元」することができません。
「復元」できなければ、前回の作業の続きを進めることができないのです。

毎回、あらたな作業を始めたのでは、意味がありません。
1回で完結するように、ムービーの編集をおこなうことは不可能です。
そうなると、中途半端な作品が、毎回、作られては消えていくことになるのです。

iMovieでは、ムービーの編集はプロジェクトで行われます。
プロジェクトは、「ムービー」フォルダのなかの「iMovie Projects」フォルダに自動保存されます。
読み込んだムービーは、イベントして処理され、同じく「ムービー」フォルダのなかの「iMovie Events」フォルダに保存されます。
この二つを、サーバ上の「いつものフォルダ」=「出席番号のフォルダ」に「避難」させなければならないのです。

マウスの操作が正確であれば、ネットワーク負荷も40名のデータなのでたいした分量にはなりません。
しかし、ひとりでも勘違いした操作をすると、ネットワークに予想外の負荷をかけてしまいます。
なかなか、ファイルのコピーができなくなってしまうのです。
全員が正確に、というのは困難なので、時間がかかるのは、我慢するしかありません。

時間がかかるので、iMovie ProjectsとiMovie Eventsという2つのフォルダを、一度にファイルサーバ上コピーしたいと考えています。
別個にコピーすると、それぞれのコピーを待つ時間が必要になってしまうためです。
1つのコピーが終わったら、もう1つのコピーというように、手間が倍になってしまうのです。
コピーに時間がかかるので、手間を減らして、労力を極力軽減するようにしています。

そのため、iMovie ProjectsとiMovie Eventsが収められているフォルダ、「ムービーフォルダ」を直接、ファイルサーバ上にコピーすることを指示しています。
子どもたちには、この理屈が理解できません。
だから、iMovie ProjectsとiMovie Eventsのフォルダを、ひとつずつコピーする子どもがあらわれます。
ディレクトリ構造が理解できない子どもたち。
なぜか、1つの「ムービーフォルダ」をコピーすればよいのに、2つのiMovie ProjectsとiMovie Eventsのフォルダをコピーする子どもが出てくるのです。

なぜ、1回の作業で済むための説明をしているのに、それを聞かずに2回の作業をするかが、理解できません。
たぶん、ムービーフォルダをクリックして、そこに入っている2つのフォルダをコピーすれば良いんだ、と勝手な判断をしてしまうのでしょう。
フォルダの表示の方法が、センター画面と異なっていると、説明が上手に伝わらないようです。
センター画面は、原則「カラム表示」で進めるから、子どもたちにも「カラム表示」にするように指示を出しましたが、その理由が分かってもらえず、自分の好きな表示を使っている子どもが多くいます。
センター画面と違った表示ですから、説明の言葉を頭で考えて、自分のモニターに表示されている形式に合わせて言葉を変換する必要が出てきます。

どちらが良いかの選択は、子どもたち次第です。
同じ表示の方が、僕には分かりやすいと思うのですが、それに従いたくない子どもがいるようです。
6年生ですからね。
そのくらいのことは、自分で判断してもらうことにしています。

間違えたら自分の責任。

それで良いと思います。
作業を消し去ってしまっても、それが自分のミスならば諦めもつくことでしょう。

主な説明はここまで。
iMovieの使い方は、熟知している、という前提で細々した話はしません。
その自分の時間を、子どもたちの作業として割り振っています。


あとは、撮影したデータのグループごとの配布。
iMovieの「ムービーの読み込み」が、ファイルサーバ上のドライブでは、上手くいかないことが多いことに気付きました。
そのため、Apple Remote Desktopの配布機能を使って、グループごとに撮影したデータを配布して、ディスクトップ上に配置することにしました。
CD-R1枚分程度の容量なら、4台のiMacの配布なら、1分かかるかかからないか。
「ムービーが読み込めない」ことを回避するための時間ならば仕方ないことだと考えています。

作業は、どんどん進んでいきます。
音楽科とのコラボレーションで音楽の作成も行っています。

撮影から編集、さらにはミュージックまで、すべてが自作のムービーは完成間近まで迫っています。

2010_10_07授業メモ

2010年10月7日、6年生の情報科な日々が行われました。
本来、6年生の情報科な日々は、1学期でお終い。
しかし、今年は、2学期にも情報科な日々が続いています。

理由は簡単。
関西方面フィールドワークのまとめを行うために、1学期に社会科と時間の交換を行いました。
交換したのは4回分。
大手をふって、6年生の情報科な日々を続けることができます。

例年は、社会科の先生に密かに相談。
社会科の時間を、関西方面フィールドワークのまとめに割いてもらっていました。
お願いしてなんとか実現していましたが、今回は正々堂々と交渉して、交換で得た時間です。
誰に遠慮することもありませんので、情報科な日々が自由に進められます。


関西方面フィールドワークは、6年生にとってもっとも長い宿泊行事。
もっとも長期間に渡って、学びを深める絶好の機会なのです。
情報科や社会科など既存の教科に縛られることなく、本来は学びを深めていく必要があると考えています。

時間の交換で、どの教科も予定通りの時間数の確保が可能になります。
しかし、この時間の確保は、何のために行われているのでしょうか?
教科それぞれの内容を深めることはできても、それが相互に結びつき、生活実感と密接に関わる学びにつながるための時間の確保ではないでしょう。
それぞれが、なにかを持ち出して協力しながら進めていくからこそ、横断的かつ学際的な学びも可能となります。
それぞれの教科が、教科という枠を超えて学びを深めようとした点では、昨年度の活動の方が魅力を感じる事ができました。
今年は、交換によって生まれた情報科な日々の時間の中での展開。
関西方面フィールドワークのまとめのすべてを、情報科な日々が独占してしまうことには、強い危惧を感じています。

コラボレーションとして、さまざまな専門家が関わっていくことにこそ、大きな意味があると考えています。
一人の教師がその価値観だけで学びを深めることよりも、複数の価値観がそこにあった方が、より多様な学びは生まれやすくなると確信しています。


たった4回のまとめの時間。
緊張感を持って進めないと、すぐに時間は尽きてしまいます。

まとめは、1人が30秒のビデオにまとめる方法で行います。
4人で1つのグループですから、1人30秒のムービーを4人分まとめたものが、一つの作品となります。
だから1つのグループの作品は、原則2分。
個々人の作業とグループでの活動の往還が子どもたちの学びを一層、深めることにつながります。

4人分のムービーつなげるには、作戦が必要です。
4人がまったく別個にムービーを作り始めたら、つなげた時に、意味が全くわからないものとなってしまいます。
そこで子どもたちには「企画書」の提出を課しました。

回収は来週の情報科な日々の時間。
その時までに、企画案を練り上げて、提出してもらいます。
個人がどのような部分を担当して、自分達のグループは、どのようなムービーをつくるかを明確にしてもらいます。
後日、不具合が出たら修正すれば良いのです。

その後はiMovieの使いかたの概略説明。
5年生の時に、グローバルエクスカーションのまとめで使ったソフトです。

5年生は、静止画のみ。しかも、引率した先生方が撮影したものに限られています。
6年生は、自分で撮影してきた静止画と動画を活用したまとめの作業です。
iMovieに静止画を取り込むのは、ドラッグ&ドロップであOK。
静止画だけなら、マウスだけでも動画ができてしまうのです。

動画の取り込みには、注意が必要です。
メニューバーの「ファイル」から、ムービーの読み込み、を選択しなければなりません。
イベントして読み込まれたデータを、プロジェクトの中に張り付ければ、ムービーは完成してしまいます。


iMovieは、便利ですが、ローカル上へ自動保存してしまいます。
プロジェクトも、読み込んだムービーもイベントとしてローカル上へ自動保存してしまいます。

子どもたちのPCは、メンテナンスの便を考えて、すべてをリフレッシュしてしまうことにしています。
そのため、ローカル上へ保存はできても、次回のログインで、消去されてしまうように設定されています。
それをiMovieで回避して、次回にファイルを残す方法を伝授していきます。

本日はここまで。
大半の時間は、説明についやされました。
来週からは、子どもたちの活動がメインとなる情報科な日々の始まりです。

2010_06_22授業メモ

2010年6月22日、6年生の情報科な日々が行われました。
6年生の情報科な日々の課題は、関西方面フィールドワークでのビデオ撮影のナレーション作り。

歴史学的なナレーション。
訪問先を紹介するためのナレーション。

そのためには、5W1Hをきちんとおさえておくことが必要だと考えました。
5W1Hとは、次のようなものです。

Who(誰が)
What(何を)
When(いつ)
Where(どこで)
Why(どうして)
How(どのように)

順番は、いろいろのようです。


When(いつ)
Where(どこで)
Who(誰が)
What(何を)
Why(どうして)
How(どのように)

この順番の方が、わかりやすいと思います。
歴史学的な調べ学習ですから、When(いつ)は非常に大切です。
また、歴史学である以上、Who(誰が)を抜きに語ることはできません。
Where(どこで)については、訪問するわけですから、自分が今いる、ということを大切にして欲しいと思っています。
そこはWhere(どこで)か、ということです。
What(何を) 、Why(どうして)、How(どのように)は、不可欠な要素ではありますが、自由に組み替えて、ナレーションにする方が楽でしょう。

この5W1Hという発想を取り入れることで、まとめは容易になると考えます。
ただ漫然とインターネットの情報を収集するのではなく、5W1Hという項目をその情報から再構成していくことで、ナレーションの原稿は完成したも同じです。

テキストとして提供された情報を、言葉の情報に変換することも容易ではありません。
言葉の意味を、正しく把握していなければ、正しいナレーションを行うことはできません。
平面的なテキストの情報を、ことばとして抑揚をつけて、話し言葉にするためにも、意味を正しく理解しなければならないのです。

社会科としての歴史学的な知識だけではナレーション原稿は作れません。
国語力も必要になります。
ナレーションには、発語を正しく行うことも必要です。
そのためにも、国語力は不可欠な要素となるのです。

関西方面フィールドワークのムービーの撮影は、このような意味でも、教科の枠を越えた活動と言うことができるのです。
社会科だけでなく、国語の力は少なくとも必要になるためです。

フィールドに出て、素直にそこからの情報を感じる力も重要です。
調べた内容を、あたかも正解のように扱ってはならないのです。
フィールドから情報と、事前に調べた内容を自分のなかで摺り合わせながら、ムービーの撮影を行わなければならないのです。

教科の枠を越えた複合的な活動。
教室を飛び出したフィールドからの学び。

この二つは、新しい視点として、今後に大きな意義を持つものと確信しています。

2010_06_15授業メモ

2010年6月15日、6年生の情報科な日々が行われました。
2学期にムービー編集するための時間確保のため、しばらくお休み。
今日からは、1学期が終わるまで、完全復活です。


関西方面フィールドワークでのムービーによる記録作り。
その下準備が情報科な日々の課題です。

自分たちのナレーションを入れたムービーの撮影が現地での課題。
ナレーションを入れるためには、原稿を準備することが不可欠です。
そのための時間が、情報科な日々となるのです。

6年生は、久々なので「決まり」の確認から。
コンピュータ室で守るべき、ルールを確認しました。
耳にタコができるほど繰り返し聞かされている内容。
6年生ぐらいになると油断して、もう知ってるよ、
とでも言わんばかりの態度になる子どももでてきます。

気持ちはよくわかりますが、しっかり聞くことを義務付けます。
話を聞くことを、厳格に守らせる、と言っても良いと思います。

高学年になると、分かってるよ、ときちんと聞かないくせに、守れない。
聞かないから守れない、としか思えません。

不思議ですよね。
高学年の方が、なぜ決まりを守るかを論理で理解できるはずです。
だから低学年よりも、決まりを守ると考えてしまいます。
しかし、現実は逆。

低学年は一生懸命に決まりを守ろうとします。
懸命に守ろうと頑張るのです。
高学年はなぜか、守れません。
不思議ですねぇ。
だから何度も繰り返しになるのです。
聞きたくないなら、決まりをきちんと守れば良いと思うのですが・・・。


決まりが確認できたら、訪問先の確認。
関西方面フィールドワークで訪れる場所を再確認です。
前回の情報科な日々は、プレーデーの予行演習の日。
その時には、Keynoteに訪問先を記載したファイルを配布しています。

その時から、2週間ほど経ちました。
訪問先が絞られてきました。
以前に配布したリストと、どのような違いがあるかについて説明です。
変更箇所を、赤字で示したファイルを、念のため全員に配布しました。
それを保存するもしないも、子どもたち自身が決めることです。
以前配布されたファイルに変更点を書き込んで、保存するというのも選択肢のひとつとなります。

6年生の課題には、自ら考えて行動すること、も含まれています。
理念的な側面から言えば、この点を最も重視していると言っても良いかもしれません。
具体的な活動は、情報機器の活用が課題です。
内容は、社会科の歴史的内容に関するものです。
そして、隠れた課題が自ら考えて行動すること、なのです。

与えられた課題をこなすだけでなく、子どもたちが主体性を持って、関西方面フィールドワークでの取材を行うのです。
復活初日の今日は、どうしても説明が多くならざるを得ません。
6年生だからこそ、決まりに関する説明が必要になるということもあるのです。

次回以降、限られた時間ではありますが、子どもたちの活動が授業を動かすことになるはずです。

2010_05_25授業メモ

2010年5月25日、6年生の情報科な日々が行われました。
6年生の情報科な日々は久々。
2学期のムービー編集の時間のため、社会科との交換を行っているので、今はお休み。
それが、今日は、幸運なことに復活したのです。

今日は土曜日に行われるプレーデーの予行演習。
プレーデーの予行演習のための時間割変更がありました。
その時、情報科な日々と社会科との交換を前提にした変則的な時間割からの予行演習への対応は難しいと言うことで、元に戻してプレーデー用の時間割変更が行われました。
その分、交換日程が延びます。
情報科な日々の復活には、まだまだハードルがありそうです。

社会科との交換が終了したら、初日に展開する予定であった内容を、今日の情報科な日々にスライドしました。
結果的には、早い時期に子どもたちに意識を持たせることができたことは幸運だったと思います。
どんな状況も、感謝の心で進めないと、総合的な学習としての情報科な日々は、生き残れなくなってしまいます。

6年生の大きな課題は、関西方面フィールドワーク。
そこでのデジタル取材の準備作業を進めてもらいます。

フィールドでの準備として、遠足でのムービーの撮影がありました。
遠足で訪問した鎌倉で、関西方面フィールドワークを念頭においた撮影を展開したのです。
遠足をこのような活動として利用することに、賛否はあるでしょう。
あらゆる場が学びであるという理念をもつ情報科な日々では、遠足は実にすばらしい学びの場なのです。
その場を、具体的なムービーの撮影に費やしたに過ぎません。

もちろん、その展開には担任の先生の理解が必要です。
さらに6年生の社会科を、教科担任制として担当する先生の理解も必要です。

遠足での撮影の練習は、今年で2年目。
来年はどうなるか。
担任の先生方次第。いつまで続くかも、遠足をどのような活動ととらえるかと言うに認識を、情報科な日々と同一にできるかどうかにかかっています。


今日の展開は、関西方面フィールドワークで訪問するであろう場所の確認と、それらが記載されたファイルの保存。
もう一つは、遠足で撮影した練習のムービーを確認しながら、撮影と言うことを考える作業です。
2つの柱を立てて、授業の展開を組み立てました。

今年度の6年生は、Keynoteをおもなソフトとして使ってきました。
Keynoteは、Mac専用のプレゼンテーションソフトです。
Windowsで言えば、PowerPointに当たります。
PowerPointもインストールしてありますが、Keynoteを使っています。
KeynoteはPowerPointに比べて、書き出し、ファイルを保存する方法が多彩。
最終的にその多彩さを活用できるかどうかはわかりませんが、活用することも念頭において、Keynoteを使い込んでいます。

Keynoteに現状でわかる範囲の見学先を書き込みます。
スライドは5枚。
1枚目には、見学先と想定される場所を羅列していきます。
2枚目から5枚目までは、それらを日程で区切ったものを記載します。
この入力は、本来、子どもたち自身の活動としたいところです。

時間の関係で、こちらが事前に準備したファイルを、子どもたちのディスクトップに配布。
それをファイルサーバ上の自分の出席番号のフォルダの中に、「別名で保存」することでこの作業は完了です。
ファイルをファイルサーバ上に保存すること。
見学先の記載を入力する労力を省き、列記された見学地の意味を明らかにすることに主眼をおくことにしました。
そのため、簡単な見学地の説明と保存という作業が、子どもたちの主な活動となりました。

「別名で保存」ができたら、Keynoteを終了して、システム終了です。
鎌倉で撮影したムービーを確認する作業に集中してもらうため、余計なものは排除しました。
触るな、と言っても子どもたちの興味は、iMacに向かってしまいます。
子どもたちは、無意識のうちにさまざまな手遊びをすることが、大の得意。
その防止の意味と、話に集中してもらうために、システムを終了してもらいました。

グループごとに保存したファイルを、ディレクトリ上で確認していきます。
Xactiは、静止画と動画に関係なく、1番から連番で、ファイルの番号をふる設定です。
静止画と動画を、フォルダに分けたりはしません。
ボタンひとつで静止画と動画の撮影を切り替えることができるのですから、当然と考えることもできることです。

まずは、ファイル名から2種類のファイル形式があることを確認していきます。
ファイル名の最後に「.jpg」とあるものと「.MP4」とあるもの違いの確認です。
「.jpg」が静止画で、「.MP4」が動画。
この区別を、1学期に確認できていると、2学期の編集の時に進みやすくなります。

Xactiは、ファイルを連番で保存してくれます。
もし仮に、ファイルを削除すれば、その番号は追加されず、新番号がつけられていきます。

遠足前の注意で、厳しく伝えたのは、撮影したファイルを削除しないこと。
1つのファイルを削除するつもりで、全ファイルを削除してしまう可能があるためです。
1枚のファイルを消去しようとしたつもりで、ほんの少し、手元を誤っただけで、全ファイルを消去してしまう危険性があります。
消去画面は、1枚のファイルと全ファイルの消去が同じ操作画面で行われます。

デジタルカメラの怖さは、消去したファイルは原則、復元できないこと。
一度、消してしまったファイルは、もう元には戻せないのです。
デジタルカメラを使う上での基本中の基本として、ファイルを消去しないことを上げています。
撮影をしながら、ファイルを消去するなどという高等なことは、求めてはいけないと思っています。
消去はいつでもできるのです。
いつでもできることを、撮影しながらしなくても良いのです。
二つのことを同時にすると、間違いを起こす可能性が高くなります。
デジタルの世界で間違いを犯せば、後戻りできないのです。
だから、撮影したファイルは削除しない、と言うことをデジタルカメラの使い方の基本としています。

最後のファイルナンバーとファイル数を照合すれば、削除したファイルの有無を知ることができます。
削除したことを責めても仕方ありません。
その子どもたちは、なぜ削除してはいけないかという理由を、きちんと理解していなかったと考えるからです。
ファイルナンバーとファイル数があわないグループを、立たせて、なぜ立たされたかを考えてもらいました。
こちらから伝えるのではなく理由を考えてもらう、という作戦です。

情報科な日々で大切にしているのは、考えること。
覚えることよりも、考えることが重要なのです。

ファイルの削除は禁止。

ファイルの内容については、問わないことにしています。
子どもたちなりに、自由に撮影すればいいのです。
ただし、友だちが嫌な思いをしたり、友だちに嫌な思いをさせるような撮影は許されません。
また、反社会的な「デジタル万引き」のような撮影も同様に、許されるものではありません。
撮影禁止の場所で、こっそり撮影するというのも、反社会的な撮影になるでしょう。
ルールをきちんと守ってさえいれば、どんな画像が残っていても、笑って済ますことにしています。

削除したファイルの重要さを指摘したら、今度は、ムービーの確認です。
1本のムービーは、編集に当たっての取り込みを考えて、30秒以内と言う制限を設けてあります。
鎌倉の遠足での撮影は、30秒で撮影することを体験的に学ぶという意味もあります。
だから、30秒を越えて、単に撮りっぱなしにしたムービーは、ルール違反なのです。
漫然と撮影することは、課題に反しています。
目的を持って撮影することが、隠された課題でもあるのです。

今回の鎌倉での遠足は、十分なした調べをする時間がありませんでした。
ないものをねだっても仕方ないので、下調べをしないで説明しながら撮影する難しさを体験してもらいました。
その経験が、今後の関西方面フィールドワークの下調べに多いに役立つと考えるためです。

昔、ある人から「逆説の人」と評されたことがあります。
悪いことを良いことに変える逆説は、決して悪には瓊はならないと考えます。



2010_04_27授業メモ

2010年4月27日、6年生の情報科な日々が行われました。

関西方面フィールドワークのまとめのための練習を鎌倉への遠足で行います。
そのための準備が、今日の課題。

鎌倉では、いわゆる鎌倉の大仏と鶴岡八幡宮を訪れます。
この2つの場所で、ムービーの撮影の練習を行います。
そのための準備が今日の課題となります。

デジタルムービーカメラのXactiを駆使して、撮影の練習です。
旅行に行って、デジタルカメラで記念としてのスナップを撮影するのとは違います。
「記念」ではなく、「記録」を撮って来なければならないのです。

撮影する目的が異なれば、撮影方法は違ってきます。
何を、どのように撮影するかを考えて、「記録」を撮らなければならないのです。
感覚ではなく、論理による撮影が求められるのです。

子どもたちにとっての課題は、このことに留まりません。
4人で協力する、という大きな課題もあるのです。
自分という感情を廃して、グループとしての意識を重視しなければならないこともあるでしょう。
個を重視しながら、集団を尊重した活動が求められるのです。

自分の身勝手な行動は許されません。
グループとして、何をどのように撮影するかを明確にして、活動を展開しなければならないのです。

撮影には、説明としてのナレーションを収めてもらいます。
そのためには、撮影者とナレーターの役割分担をしっかりと決めなければなりません。
そして、その円滑な協力があって、初めて意義のある撮影を行うことができるのです。

歴史的な遺産を見学することになるのですから、もちろん歴史の視点を欠くことは出来ません。
デジタル映像に収めることを通じて、子どもたち自身が、自分たちなりの問題意識を持って、それらに接することができると考えています。

歴史学は、自分なりの問題意識で個々の課題を切り取っていく作業ということができるようにも思います。
歴史的な事象に触れて、自分なりの視点でそれを切り取っていくことこそが、歴史学ということもできるのです。

調べた内容を、フィールドで喋ることが、ナレーションではありません。
自分が感じたことを含めて、事前の学習をその中に投影することができて、初めてナレーションが大きな意味を持つのです。

事前学習の内容を、デジタル映像に収めてくることに目的があるのではありません。
事前に調べた内容を盛り込みながら、フィールドに出なければ感じることのできない感動を収めなければならないのです。
綺麗に収めることが目的ではありません。
事前の学習とフィールドでの実感を、どう織り交ぜて、ありのままを収めるかが重要なのです。

そうすることで、初めて、感動を与えるメッセージを映像に持たせることができるのです。
見る。
撮る。
喋る。
調べる。
これらの有機的な結合を導くには、どのような活動が必要かを、遠足というフィールドのなかで体感してくることが重要なのです。

頭で考えるのではなく、体で考えて欲しいのです。
頭で考えることは、大人になってからでもできます。
そして、経験という糧が多ければ多いほど、頭で考えることは容易になるのです。
いま子どもたちにとって必要なことは、頭で考えるための糧となる経験を多く積むことだと考えています。
その経験が、意義が大きければ大きいほど、頭で考えるための糧として、より大きな意味を持つものになると考えています。

2010_04_20授業メモ

2010年4月20日、6年生の情報科な日々が行われました。
関西方面フィールドワークでの「デジタル取材」に向けた準備を進めます。

関西方面フィールドワークでの取材の練習を遠足で行います。
遠足まではその準備を進めます。

取材に不可欠な機材、デジタルカメラ。
その使い方の練習の場が、遠足で訪れる鎌倉。
鎌倉での練習を実りあるものにするためには、そのための準備も不可欠です。
9月の関西方面フィールドワークでの活動の前提がここで作られるのです。

遠足で重視したいのは、デジタルカメラを体感することです。
理屈ではなく、デジタルカメラを使った撮影を体験することに第一義をおいています。
極論すれば、内容よりも体験です。

ムービーを使った取材を、鎌倉というフィールドの中で体験することが重要です。
戻ってからの編集を考えて、ムービーの取り回しがしやすいように、1本につき30秒以内という制限を設けています。
30秒間の撮影。
日々の生活の中で30秒という時間を意識した経験は、それほど多いとは思えません。
30秒という時間の感覚を体感してもらうことも、大切な課題です。

意識した30秒とはどのような時間なのか。
長いと感じるか。
短いと感じるか。
体験の中で知ることが重要なのです。

時間を感じることと同時に、コミュニケーションのあり方も体感してもらおうという目論見です。
遠足と関西方面フィールドワークでは、同じグループで撮影を行ってもらいます。
4人で1つのグループを作って撮影を行うのです。
撮影する人。
ナレーションを入れる人。
これらの補助をする人。
これらの役割がうまくかみ合うことで、初めての満足が行く撮影が出来るのです。

グループの友達。4人が上手なコミュニケーションを取ることが、デジタル取材の成否を分けると言っても過言ではないのです。
誰かが身勝手な行動を取れば、3人は、それに引きずられてしまいます。
お互いを信頼して、それぞれの役割をきちんと演じることが不可欠なことなのです。

いまの時代ですから、自分のデジタルカメラ持っている子どももいるでしょう。
自分一人のものではないとしても、自宅でデジタルカメラを使った経験を持つ子どもは多いでしょう。

しかし、情報科な日々での撮影は、これとはまったく違ったものなのです。

意識を持った撮影が求められます。
どこで、なにを、どのように撮影するかを考えなければならないのです。
そして、それを決めるのは自分だけの判断ではなく、グループとしての意思決定を行わなければならないのです。
自分だけが良いと思っても、撮影することはできないのです。

デジタルカメラを使って取材することの意義をこの点に求めています。
情報科な日々、ですからデジタルカメラの上手な使い方を重視する訳ではないのです。
情報科な日々、だからといって撮影したムービーの質が最重視される訳ではないのです。
もちろん、良いに越したことはありません。
しかし、それが一番の価値あることはならないのです。

デジタルカメラの撮影を通じて学ぶこと。
それがもっとも重要なのです。

2010_04_13授業メモ

2010年4月13日、6年生の情報科な日々。
2010年度の記念すべき第1回目の授業が行われました。1回目ということで、今日はオリエンテーションというか、ガイダンスというか・・・。
作業よりも、今後の情報科な日々の内容に関する説明を行いました。
6年生の情報科な日々は、昨年度の内容を踏襲。関西方面フィールドワークとのコラボレーションです。


関西方面フィールドワークの内容を、ムービーでまとめ、発表会で公開するための準備をおこないます。「ムービー取材」のための準備。それが6年生の情報科な日々の課題となります。
4人で1つのグループを作成します。1つのグループに、1台のデジタルカメラが貸与されます。関西方面フィールドワークで訪問する場所を、ムービーで取材することが、最大の課題となります。
ムービーは、1本30秒以内で撮影してくることが条件。それ以上長くなると、あとの取り回しが不便です。
訪問先で、最低1本のムービーを撮影することも条件。最低1本ですから、複数撮影することはOKです。静止画も必要に応じて撮影を許可しますが、メインはムービーの撮影であることを確認しました。
ムービーには、訪問先を説明するナレーションをつけてもらいます。4人のうち、1人は撮影。1人は説明のナレーション。2名が撮影のお手伝いということになります。
そのための原稿を準備することが、1学期の課題。関西方面フィールドワークでは、ムービーによる取材。2学期に、音楽の作成とムービーの編集。そして、発表会での公開。
この手順で1・2学期、そしてフィールドと学校での情報科な日々が連携する展開です。
ナレーションの原稿はインターネット、Safariで調べ、Keynoteにまとめます。ここで子どもたちにとっては最大の難関が待ち受けています。
インターネットの情報をコピー&ペーストするだけでは、ナレーション用の原稿は出来上がらないということです。インターネットの情報の大半は、テキスト情報として提供されています。つまり、文字によって書かれているのです。小学生用に、ふりがなのあるものは、少なく、専門用語の大半が漢字で書かれています。しかも、イントネーション記号が入っていません。それを読めるようにしなければならないのです。意味がわからないと、イントネーションもおかしなものとなってしまいます。
ナレーション原稿の作成は、インターネットの情報をコピー&ペーストだけで終わらせないために、小学生にとっては最善の方法と考えています。そのためのナレーション原稿の作成が、1学期の6年生に課された情報科な日々の課題となるのです。
デジタルカメラは、情報科のXactiを使います。6年生は、5年生の時に「お弁当の解体」で、ほんの少し使ったに過ぎません。そこで、鎌倉への遠足で、撮影の練習。これも昨年に準拠しています。
ムービーを撮影するということを体験的に学んでもらうことが、一番の目的。フィールドで、4人が協力して、ナレーションを入れてムービーを撮影するという体験です。
1本30秒という時間制限も体験してもらいます。30秒という時間がどういうものかを、実際の撮影を通じて体感してもらいます。それを実際のフィールドで行うことで、関西方面フィールドワークの疑似体験が可能になると考えています。
ここまでが、これから先の6年生が取り組む課題の説明。
説明を聞いても、ポカーンとした顔が多く見られました。それはそうです。説明された内容を、なんの体験もないままに想像できる力は、6年生に求めて無理です。言葉は、右耳から左耳に抜けてしまっていることでしょう。
今年の6年生は、幸運なことに昨年の蓄積を利用することができます。残り時間で、昨年度の作品をクラスごとに鑑賞しました。鑑賞しながら撮影にあたって、どのような点に注意すべきかを伝えます。そして、音楽もGarageBandによって作成したことを伝えます。
昨年度の作品をみても、子どもたちにとっては、まだまだ机上の空論に過ぎません。今後、少しずつ、実感をもったものとなっていくのです。そのような意味で、遠足での撮影練習は大きな意味を持つことになるです。
次回は、遠足での撮影のための準備を行います。遠足での撮影を想定することで、想像すらできなかった内容が、具体的なものとして子どもたちに迫ってくると考えています。

2009_07_14授業メモ

2009年7月14日、6年生の情報科な日々。

1学期最後の6年生の情報科な日々。6年生は、1学期にしか情報科な日々がありません。ということは、小学校生活最後の情報科な日々ということになってしまうのです!

最後の仕上げの大切な1時間。情報科な日々は、ここでも自分で考える、ということを大切にしたいと考えました。

2009_06_30授業メモ

2009年6月30日、6年生の情報科な日々。

1学期も終わりが見えて来て、ラストスパート。子どもたちのグループでの活動時間をできる限り増やすことに。

説明は最小限度に留めて、可能な限りの時間を活動時間としました。関西方面フィールドワークで取材するための下調べ。

子どもたちの自主的な活動を、できる限り尊重したいと考えています。枠組みを決めて、その中身はできる限り自分たちの工夫ということにしたいと思っています。

こちらが細かなところまで決めてしまうのではなく、自分で判断して、グループの中で、考えていくことも課題なのです。ただ、決められた通りにまとめていけば良いということにはなりません。自分たちのグループにしかない形を見つけ出すことも課題になっているのです。

子どもたちは、関西方面フィールドワークの事前学習を真面目に進めている。

そう信じるからこそ、子どもたちに任せることができるのです。しかし、こちらの信頼を時折、裏切る場合もあります。知的な好奇心よりも、稚拙な笑いを求めてしまうことも起こります。

信頼するから自由に任せることができるのです。その信頼は、裏切ってはならないと思っています。もし、そのようなことがあれば、厳しく指導すべきだと考えています。学習において、信頼を裏切る行為をしてはならないのです。

学びは、信頼の上にこそ成り立つと考えています。教える側と、教わる側の信頼にこそ豊かな学びは生まれるのだと思っています。

時間割り変更が無ければ、残り時間は、あと2時間。その残り時間を有効なものとするかどうかも、子どもたちに自身の責任で進めていくのです。

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