2010年12月アーカイブ

2010_12_10授業メモ

2010年12月10日、4年生家庭科と情報科な日々とのコラボレーションが行われました。
課題は、都道府県の食調べ。

1人1つの都道府県を担当して、食という視角で学びを深めるという活動。

子どもたちには、なるべく自分で考えるということで進めてもらおうと考えています。
説明をすればするほど、その通りのまとめができあがります。
極力、説明を少なくする、ということが必要となります。

最低限必要なこと。
引用する時には、まずアドレスを貼り付けること、貼り付ける時には、ペースとして形式を合わせることなど、最低限だけを伝えることにしました。

子どもたちは、説明の通りにまとめることが正解と考えてしまいます。
ここが、実に難しい。

細かく説明をすればするほど、その通りのまとめを始めます。
説明に使ったまとめが、正解でもあるかのように、まとめを始めます。
正解は、自分が良いと思ったまとめです。
他の人、自分が担当する都道府県の食を伝えるための子どもたちなりの工夫が必要なのです。

細かな説明は、子どもたちから考える力を奪ってしまいます。
自分なりに工夫する力を奪っていくのです。

だから情報科な日々がかかわる時には、子どもたちがどうすれば自分なりに工夫し、考えてまとめるかを大切にしています。


そうすると、

終わりました。

と言い始める子どもが出てくることがあります。
たった2校時で、終わった、と言い始める子どもが出てくることがあるのです!

終わった?
じゃあ、中身を確認してみよう。

となります。
そういう子どもの作品を見てみると、インターネット上の画像を貼り付けただけ、ということが大半です。
その画像がどの様なものであるかの説明はまるでありません。
その画像がなんであるかさえ書き込んでいない場合もあります。

もちろん、やり直しを命じることになります。

これはなあに?
この画像はなに?
これが君が担当している都道府県にもっとも特徴的なもの?

などの質問をして、どう調べを進め、どのようにまとめるべきかを伝えます。
早く終わった、というのは評価すべきでしょう。
それだけ、熱心な子どもということができます。
だからこそ、どうまとめるかを、質問を通じて詳細に伝えていきます。

まずはやってみる。


今年はこれを重視することにしました。
クドクド説明するよりも、まずはやってそれを修正していく、という作戦です。

簡単な説明で、どこまで意図を汲み取っているかも重要な課題です。
言葉として伝達された内容の表象だけを追っていたのでは、満足なまとめはできません。
断片的な言葉から、なにをするかを読み取っていくことが重要なのです。

一を聞いて十を知る。

そのような姿勢を身につけるための訓練でもあります。
こういう進め方をとった場合、大切なのは、最後の共有。
授業の最後に、その日の成果を共有して、良い点と修正すべき点を指摘していくことです。
その指摘を受けて、どのようなまとめにすべきかを、改めて、子どもたち自身が考え直さなければならないのです。


子どもが考えながら進んでいく授業。

厳しいですが、これからの授業はこうあるべきだと考えています。
教えられた事項を覚えたり、訓練的にこなしていくのではなく、子ども自身が考えながら授業を作っていくことが重要なのです。


4年生の家庭科とのコラボレーションでは、例年、都道府県の食についてのまとめを行っています。
その中にあって、今年は、子どもたちが考えて自分で作っていく、ことを重視したいと考えています。

子どもたちの活動が授業を作っていくのです。
そういうコラボレーションとしての授業に挑戦中です。

2010_12_09授業メモ

2010年12月9日、5年生家庭科と情報科な日々のコラボレーションが行われました。
今日のお題は、お弁当解体に向けた準備。

お弁当解体の見本を提示することにしました。
箱に入ったお弁当を、食材ごとに分ける作業。
その時に、何種類の食材が入っているかを確認しながら作業を進めます。

それを一汁三菜食膳形式に盛りつける作業。
実際の食器にお弁当を盛りつけてます。

まずは1クラス目。
お弁当の写真。

DSC_5018.jpg

このお弁当を解体すると、こんな風になります。

DSC_5020.jpg

これを一汁三菜食膳形式に盛りつけるとこんな感じ。

DSC_5022.jpg


お弁当箱に入っている時と、随分とイメージが変わりますよね。
何種類の食材があったか?

なんとこのお弁当で20品目ほど。

2010_12_03授業メモ

2010年12月3日、4年生家庭科と、情報科な日々とのコラボレーションが行われました。
4年生家庭科と情報科な日々とのコラボレーションでの課題は、食調べ。

地域にどんな食があるかを調べて行きます。
隠れた課題として、都道府県学習の総括的な意味を持っています。
都道府県を食という視点で切り取って考えてみるという展開です。

出発は、ひとりが1つの都道府県。
関東地方を除いているので、正確には道府県。
分かりににくいので、すべてを都道府県という名称で統一して使います。

Keynoteの4枚のスライド。
1つに、1つのテーマ。
それをインターネットを使って、まとめていきます。

今回はコピー&ペーストでまとめることにしました。
情報を入力するとなると、敷居が一気に上がってしまいます。
今回は、上手にまとめる、を第一に考えてコピー&ペーストで進めることにしました。

HTMLで書かれているホームページ。
これを切り離すために、「ペーストしてスタイルをあわせる」を必ず選択することを厳命しました。
不要なHTMLがあると、レイアウトなどで不都合を起こすことが多くあります。
ソフトウェアを越える時には、必ず「ペーストしてスタイルをあわせる」が必要だということも説明しました。

出典を明記すること。
アドレスをまずは貼り付けるということです。
著作権から完全に開放されるということにはなりませんが、最低限、アドレスを明記することで出典を明らかにして、著作権者をきちんと示すことを課しました。

まずはアドレス。


繰り返しこれを唱えると、子どもたちは飽き飽きした表情になります。
1回の説明で、全員が確実に守ってくれれば良いのですが、これがなかなかうまくいきません。


コピーしてペースとする。

それでまとめること、情報を集めて、ペタペタと貼り付けることに終始して、なぜかルールを守らない子どもが出てきます。
貼り絵でないのですから、ペタペタと貼れば良い、というものではありません。

何度話しても、この2つが身いつきません。
面倒なんでしょうねぇ。

これらのことを、厳に命じて、子どもたちの活動開始です。

2010_12_02授業メモ

2010年12月2日、5年生家庭科と、情報科な日々とのコラボレーションを行いました。
今日は、コラボレーションと言ってはいけないかな。

4月に仕込んだ味噌を調理して食すという内容。
一緒にやったから、コラボレーションということにしておきます。

すべてを1校時、40分で仕上げるのは難しい。
だから、メインは「食す」です。

素材を切る「調理」は、15分休みを使って、ボランティアの子どもたちが活躍。
希望者が、みんなのために休み時間を削って、作業に当たってくれました。
行きます、と言ったけど、週番活動や体調不良で来られない子どもも出てきます。
欠席や早退は別にしても、きちんと理由を伝えにきた子どもは、手伝ってくれた子どもたちと同じ扱い。

煮込むという「調理」は、こちら。
ガスコンロで、クラス毎に、ガンガン煮込みます。
授業の隙間をぬって、とにかく煮込みの作業。

素材の味。
そこに子どもたちが仕込んだ味噌が加わると、至高の味が生まれるのです。

授業の時間は、食することがメイン。
家庭科では、味合うということも非常に重要。
その経験をもって、自宅でもやってみよう、となれば授業は大成功です。
宿題を出されるから、学校でやったことの復習をするのではなく、自らの意思で学校の復習をするのですから、身につく力は、計り知れません。


全員が2回は食することができます。
3回目は難しい。

1回目から、手伝ってくれた子どもたちを優遇。
人のために働くと良いことがある、ということのために優遇。
量とタイミングの両方で優遇しました。
労働の代価だと思われても困るのですが・・・。

2回目、おかわりも手伝ってくれた子どもが優先。
ここまで優遇し続けます。
どうして美味しい豚汁が出来上がったのか。
休み時間を削って手伝ってくれた子どもたちがいるからです。

3回目。
もう、全員にわたる量はありません。
そこで、「5年生家庭科の豚汁作り」恒例の大ジャンケン大会の開始です。
お代わりしたい子どもと、ジャンボジャンケンをします。

勝った子どもは先に進むことができます。
負けとあいこは、そこまで。
人数を限定して、ジャンケン大会の開始。

最後のジャンケンで、勝ち残りがいなくなってしまうこともあります。
その場合には、すべてリセットして、全員でもう一度、振り出しに戻ります。
これが実に盛り上がる!


君たち本当に、そんなに豚汁食べたいの?


そう思うほど、盛り上がります。
お代わりへのこだわりか。
それとも、ジャンケンへのこだわりか。
普段は、給食を残しがちな子どもまで、なぜかジャンケンには積極的に参加。

そんなに食べて大丈夫か?

と、心配になるほど。
豚汁ですからね。
ほとんど水分なので、あまり注意もいらないでしょう。


2学期の終わりも間近。
成績整理のため、テストが続く日々。
最後の追い上げの時期なので、宿題も多く出されているはず。
子どもたちも、ストレスの塊になっています。

けっしてお行儀が良いとは思っていません。
ジャンケンでお代わりを争うなんて、お行儀が悪いことですよ。
やらない方が良いに決まっています。

しかし、大ジャンケン大会でお代わりすることを、「恒例」にしています。
食への興味関心が、面白いからでも広がれば良いと思うからです。
何が面白いかという価値を、子どもたちに合わせていると言っても良いかもしれません。

本来は、学問的な関心に基づかないこのような方法で、関心を煽っても継続しないと考えています。
ジャンボジャンケンが楽しいことと、食への関心が同じはずはありません。

食育の第一歩は、食が楽しいと思うこと。
学期末でストレスを抱える子どもたちが、発散させる方法を食の中になんらかの形で見いだすことが出来れば、それこそが食育だと考えます。
方法はどの様なものであろうと、興味関心を持たせることが重要。
そして、それを家庭科という面での知的な好奇心に結びつけることが重要だと思っています。


たまには、羽目を外すこと大切。
それを豚汁のお代わりで実践しているのです。


それにしても、そんなに豚汁が好きなのでしょうか。


本気で悩んでしまうほどなのです。

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